飲料水分析、食品検査、環境、温泉の検査なら大分県薬剤師会検査センターへ

大分県薬剤師会検査センター
TEL:097-544-4400 検査依頼についてはこちら

HOME > 検査内容 > 食品の分析 > 微生物検査

 

微生物検査

商品検査

安全で安心な商品を提供する事は、食品業務に携わる方にとって非常に重要な責務です。
食品衛生法に係る規格検査や、大分県食品衛生指導基準など各種規格検査や、食中毒原因菌の検査などを行っています。
また、定期的に汚染指標菌を検査する事で、調理工程で汚染の発生の有無を調べる事が出来ます。

1 細菌数
2 大腸菌群
3 大腸菌E.coli
4 耐熱菌(好気性芽胞形成菌)
5 乳酸菌(乳酸菌飲料中の)
6 黄色ブドウ球菌
7 腸炎ビブリオ
8 サルモネラ属菌
9 セレウス
10 クロストリジア
11 リステリア
12 カンピロバクター
13 腸球菌
14 緑膿菌
15 腸管出血性大腸菌O157
16 腸管出血性大腸菌(VT遺伝子検査)
17 カビ
18 落下細菌
19 落下真菌
20 酵母
21 ノロウイルス(カキ)

拭き取り検査

食品を扱う施設では、調理者や器具類を衛生的に管理する必要があります。
調理者の手指や包丁やまな板等の拭き取り検査を行うことで、現状を把握し改善につなげることができます。
定期的に検査を行うことで、調理場環境のモニタリングを行うことが出来ます。
また従業員の意識の向上への効果も期待されます。

拭き取り検査

一般細菌
大腸菌群
大腸菌
黄色ブドウ球菌
腸炎ビブリオ
6 サルモネラ属菌
7 ノロウイルス
8 ATP・AMP
9 カンピロバクター
10 カビ(定性)

日持ち検査

消費期限 ・ 賞味期限は食品等の特性、品質変化の要因や原材料の衛生状態、製造 ・ 加工時の衛生管理の状態、容器包装の形態、保存状態の要素などから科学的 ・ 合理的な根拠に基づいて設定する必要があります。
その食品等を一番よく知っている者、即ち、製造業者が責任を持って期限を設定し、表示することとなります。

期限設定のための検査項目例

微生物検査 理化学検査 官能検査
細菌数、大腸菌群、大腸菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ属菌、嫌気性芽胞菌、カビなど 水分、水分活性、pH、酸価、過酸化物価など 外観、においなど (対照品が必要です)

検査例

  1回目
(製造直後)
2回目
(1,3回目の中間)
3回目
(消費又は賞味期限設定日)
4回目
(設定日の1.2~1.5倍の期間)
微生物検査 ×
理化学検査
官能検査 ×

上記の場合、4回目の検査で微生物検査と官能検査の結果が不良なので、3回目の期間×0.8(安全係数)=消費期限あるいは賞味期限となります。

商品別検査例(目安として)

まんじゅう
目標:7日間とした場合
保管温度:30℃
項目日程 製造日 製造日
+5日
製造日
+7日
製造日
+9日
細菌数
大腸菌・
大腸菌群
黄色ブドウ球菌
真空パック惣菜
目標:20日間とした場合
保管温度:10℃
項目日程 製造日 製造日
+15日
製造日
+20日
製造日
+25日
細菌数
大腸菌・
大腸菌群
クロストリジア
漬物
目標:60日間とした場合
保管温度:10℃
項目日程 製造日 製造日
+45日
製造日
+60日
製造日
+75日
細菌数
大腸菌・
大腸菌群
黄色ブドウ球菌
カビ
かりんとう
目標:90日間とした場合
保管温度:30℃
項目日程 製造日 製造日
+60日
製造日
+90日
製造日
+120日
細菌数
大腸菌・
大腸菌群
黄色ブドウ球菌
酸価・
過酸化物価
干物
目標:5日間とした場合
保管温度:4℃
項目日程 製造日 製造日
+3日
製造日
+5日
製造日
+7日
細菌数
大腸菌・
大腸菌群
黄色ブドウ球菌
ヒスタミン
手作りハム
目標:14日間とした場合
保管温度:10℃
項目日程 製造日 製造日
+10日
製造日
+14日
製造日
+18日
細菌数
大腸菌・
大腸菌群
黄色ブドウ球菌
亜硝酸根

異物検査・クレーム対応

商品に混入してしまった異物について、ご相談をお受けしています。
異物が何であるかを理解することで、調理工程のどの段階で混入したのか等を推察することが、今後の備えにつながります。

顕微鏡観察
かび(定性)
金属類(SEM/EDS)
4 有機物(FTIR)

店舗衛生検査

不衛生な調理場での調理や、従業員からの食品への汚染など、不適切な管理の元で製造された商品から、食中毒事件は発生します。
これまで、何もなかったから大丈夫!ではなく、運よく何も起きなかった…。という可能性は否定できません。
専門の調査員が店舗に伺い調理場を確認し、より安全な調理場にするためのお手伝いをしています。

例としては、厨房施設のある店舗へ年1~2回程度、検査員がお伺いし、排気フードの汚れ具合や、調理器具などの保管状況などの衛生状態を客観的に点検し、改善点などのアドバイスを行います。


換気フードの汚れ


シンク下に裸保管されてる調理器具

遺伝子検査

培養法による微生物検査は、結果が出るまでに長い日数がどうしても必要になります。
当検査センターでは、迅速に結果を出すために、遺伝子検査を用いた検査のご提案も行っています。

1 ノロウイルス
2 腸管出血性大腸菌(VT)
3 レジオネラ属菌

食品の分析を申し込む方はこちらから

ご依頼方法の手順のご紹介や依頼書のダウンロード、
試料の採取方法については次ページをご確認ください。

お申し込み・依頼方法を確認する

分析依頼が初めてで、何から着手して良いかがお決まりでない場合、事前にご相談したい内容がある場合はお問い合わせフォームよりご相談ください。